2011年 実施内容
2011年で6回目となるウィンターサーカスは、「ウィンターサーカス 2011 vol.6 雪のランドアートプロジェクト ~雪の魅力」として、全7会場で実施します。
共通イベント開催日時
- 日程
- 2011年2月12日(土)、2月13日(日)
- 時間
- 午後5時~午後8時
共通イベント内容
- 温かい飲食の提供
- バスツアーの開催
- 夜間鑑賞会 など
開催箇所
旭川 西神楽『夢民村直売カフェMuu(ムー)』会場
「Picture Plate -雪の器-(神山 義浩)」
雪の降る夜はとても幻想的で静かである。
もしこの幻想的で静かな冬空を切り取ることができたなら、
一体それはどんな景色なのだろう?と考えた。
周りより少し盛り上がった形をしている
この器の中心は周りよりも少し静かで周りより少しだけ光を放つ。
形の特性により器の中心に立つと無音空間に似た感覚を覚えるだろう。
無音空間に近い中心部でいつもより静かに自分の為だけに切り取られた夜空を眺める。
この器は冬の間だけ冬空を盛り受けている。
東神楽 森の雪あかり会場
「仮)tamago (冨田 真未)」
美瑛 JR美瑛駅裏特設会場
「Roofscape (小林 隆行)」
雪の中に出来るだけシンプルに最小限の操作で空間を作りたいと思い、家型という強いアイコンをいくつか並べて配置した。
家型形状の雪山製作は実際に製作してもらう地元建設会社の得意分野で土木の法面をつくる要領と同様にパワーショベルを使用し効率的に製作できる。雪のアートにぴったりのかたちである。
その家型は屋根まで雪に埋まったようなユーモラスな姿でスケール感を錯覚させ、周辺の家々と連続した不思議な風景をつくり出す。その中で少し大きめの屋根には映像を映し出しスクリーンとし、他の屋根には階段状の客席をつくることで雪の中に劇場が出来上がる。
その屋根で囲まれた劇場の中心にはテーブルを置き、人々が集える小さな広場ともした。
そして、それらは訪問者の多様なアクティビティ(座ったり、寝そべったり、よじ登ったりなど)を喚起していく。
後日、現地を訪れて分かったことだが美瑛のメインストリートの建物は景観規制で家形に決められているほど、美瑛には家形の風景がとても馴染み深い。今回のアートワークを通して美瑛町全体の風景との繋がりも感じてほしい。
上富良野 深山峠会場
「A Selected Road (奥山 三彩)」
先へ進むのはいつも選択の連続。
この先何が見えるのか、不安なままに。
でも、見えない世界を、見たいと思い、少しずつ進んで行く。
少しの目標が見えたなら、好きな方へ。進めばいい。
この景色を見に来たら、白樺の木がしゃんと立っていました。
空に向かう、その形が「その先へ向かいたい」と思わせてくれました。
新雪に少しずつ、道を作りたいと思います。
上富良野 見晴台公園会場
「丘の標(土田浩貴)」
真っ白な丘にポツンと現れた丸い標。その中心を囲うように集まってきた雪のオブジェ達。
集まっているようであったり、自由に放たれて行くようであったりまるでそれは、リーダーを中心として集う気の合う仲間のような存在。
大海原に羅針盤だけで航海に出て行く若者達が、夢と希望に満ちた旅の途中で、ふと立ち寄る灯台の光のような暖かい存在。
この白い丘で雪の草原に子供から大人まで誰もが集えて、ホット出来るそんな優しくも強い作品です。
皆さんも、この丘の標から自分自身を探す旅に出かけませんか?
占冠 星野リゾート トマム アイスビレッジ会場
「Funny Carrot In The Ice Dome (熊澤 桂子)」
道央自動車道 砂川サービスエリア(札幌方向)
「漣 (東海大学くらしデザイン学科)」
“あたたかさ”“やわらかさ”“静けさ”“ふわふわ感”
そんなことから、緩やかな波の形をイメージしました。
見ている人のこころが安らぐような作品です。